CentOS ディスクの追加~共通~
インフラエンジニアのしずくです<(_ _)>
ディスクを追加した際にOSに認識させることを目的とした記事です。今回は私が触りなれているWorkstationを使用して説明させていただきます( ̄∀ ̄)
【概要】
ディスク追加の際、大きく分けて2つの方式があります。取り付けたディスクをそのまま使用する方式(RAWデバイス方式)と取り付けたディスクをOS上で分割して管理する方式(LVM方式)があります。
※本来RAWデバイスとはOS側では何も作業をせず、接続したデバイスと特定のSWなどが直接データのやり取りを行うものですが、ここではLVMを使用しないディスク管理をRAWデバイスとさせていただきます。
下の画像はRAWデバイス方式のイメージです。こちらは接続したデバイスをそのままOSに認識させて、特定のファイルシステムでフォーマットをかけて使用します。
下の画像はLVM方式のイメージです。こちらは接続したデバイスをOS上から設定し、デバイスを論理的に分割して特定のファイルシステムでフォーマットをかけて使用します。
【ディスクの取り付け】
Workstationを起動し、ディスクを取り付ける仮想マシンを選択して「状態」がパワーオフになっていることを確認し、「仮想マシン設定の編集」をクリックします。
画面下部の「追加」をクリックします。
「ハードウェアの種類」でハードディスクを選択して「次へ」をクリックします。
「仮想ディスクタイプ」はVMware社推奨であるSCSIを選択して、「次へ」をクリックします。
ディスクの選択画面では、すでに作成済みのvmdkファイルを使用したい場合は「既存の仮想ディスクを使用」にチェックを入れてください。今回新しくvmdkファイルを作成する場合は「仮想ディスクの新規作成」をチェックして、「次へ」をクリックします。「物理ディスクを使用」については、検証したことがないため割愛します。
※今回はディスクを作成します。
ディスク最大サイズは任意で容量を指定します。「今すぐ全ディスク容量を割り当てる」にチェックを入れた場合、作成したvmdkファイルによるファイル肥大化がないため、今回はチェックを入れました。また仮想ディスクを分割するか単一で管理するかは任意で選択して、「次へ」をクリックします。
「ディスクファイル」画面で、vmdkファイル名およびファイルを格納するパスを指定して「完了」をクリックします。
こちらの画面が表示されればディスクを作成中となっています。この画面が消えたら、ディスクは作成され仮想マシンへ接続された状態です!
新規ハードディスクがついていることを確認します。
【OS上のディスク認識】
こちらの項目についてはどちらの方式でも共通のものです!!
下記のコマンドを使用し、現在認識しているディスクに対して割り当てられているデバイス名を確認しましょう。
parted -l
こちら、実行例です。「/dev/sda」はインストールした時に使用している領域で、「/dev/sdb」が追加したディスクとなります。
[root@localhost ~]# parted -l
モデル: VMware, VMware Virtual S (scsi)
ディスク /dev/sda: 42.9GB
セクタサイズ (論理/物理): 512B/512B
パーティションテーブル: msdos
ディスクフラグ:
番号 開始 終了 サイズ タイプ ファイルシステム フラグ
1 1049kB 1075MB 1074MB primary ext4 boot
2 1075MB 42.9GB 41.9GB primary lvm
エラー: /dev/sdb: ディスクラベルが認識できません。
モデル: VMware, VMware Virtual S (scsi)
ディスク /dev/sdb: 10.7GB
セクタサイズ (論理/物理): 512B/512B
パーティションテーブル: unknown
ディスクフラグ:
「parted -l」コマンドでディスクが認識されていない場合、下記のコマンドでカーネル上で認識されているか確認しましょう。
※ない場合はWorkstation上でディスクが接続されているかなどを確認します。
dmesg
こちら、実行例になります。実行結果がかなりの量出力されてしまうため、「grep」コマンドで検索した文字列と合致した行を出力させています。
[root@localhost ~]# dmesg | grep sdb
[ 4.338293] sd 0:0:1:0: [sdb] 20971520 512-byte logical blocks: (10.7 GB/10.0 GiB)
[ 4.338331] sd 0:0:1:0: [sdb] Write Protect is off
[ 4.338332] sd 0:0:1:0: [sdb] Mode Sense: 61 00 00 00
[ 4.338382] sd 0:0:1:0: [sdb] Cache data unavailable
[ 4.338383] sd 0:0:1:0: [sdb] Assuming drive cache: write through
[ 4.390903] sd 0:0:1:0: [sdb] Attached SCSI disk
おわりに
今回はRAWデバイス方式、LVM方式に共通する部分を書きました。下記のリンクからそれぞれの記事に言っていただけると嬉しいです(≧▽≦)
RAWデバイス
LVM
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