OSとは?
インフラエンジニアのしずくです<(_ _)>
OSとは一体何でしょうか。簡単に言い表すことはできませんが、自分としては「PCがPCとして使用できるもの」と理解しています。詳しくはこの記事で解説します。
また、本記事では概要を説明したいためBIOS起動のみの説明とさせていただきます。UEFI起動については後日にさせてください。
※最近の主流はUEFI起動です。
【構成】
PCの起動を構成するものには、ざっくりと下の4つの分類があります。
- ハードウェア(以降:HW)
- BIOS
- ブートローダ(ブートストラップローダともいう。以降:ブートローダ)
- OS(オペレーティングシステムの略称)
HW
物理的な機械を指しています。機械だけがあっても何もできません。。。
BIOS
HWの一つ、マザーボード(処理のメインとなるもの)から最初に呼び出されるプログラムです。HWに異常がないかを確認し、ブートローダを起動させます。
ブートローダ
上述した通り、BIOSによって起動されます。OSの起動ファイルが入ったハードディスクをRAM(揮発性メモリ)に読み込ませてOSを起動させます。
OS
ユーザーがPCを操作するための基礎の部分です。ユーザー(ソフトウェア・アプリケーション)とHWの橋渡しの役割を担います。
【起動】
OSの起動について、上に少し書いてしまっていますが図を交えながら説明させていただきます。
- ユーザーがハードウェアを起動する(電源を入れる)
- BIOSが起動し、ハードウェアに異常がないかを確認する
- BIOSがブートローダを呼び出す
- ブートローダがOSの起動ファイルが入ったハードディスクをRAM(揮発性メモリ)に読み込ませてOSを起動させる
- OSが起動する
【種類】
OSの種類は大きく分類し下記の4個あります。
※人によっては分類が細かい、それとそれは一緒だ、分類が大まかすぎるといわれてしまうかもしれないです。
- Windows
- UNIX
- Linux
- macOS
次の章で特徴に触れてみたいと思います。
【特徴】
特徴に触れるにあたって、避けて通れないのは「OSS(オープンソースソフトウェア)」の概念です。OSSとは、下記が備わっているソフトウェアを指します。
- 自由な再頒布ができること
- ソースコードを入手できること
- 派生物が存在でき、派生物に同じライセンスを適用できること
- 差分情報の配布を認める場合には、同一性の保持を要求してもかまわない
- 個人やグループを差別しないこと
- 利用する分野を差別しないこと
- 再配布において追加ライセンスを必要としないこと
- 特定製品に依存しないこと
- 同じ媒体で配布される他のソフトウェアを制限しないこと
- 技術的な中立を保っていること
Windows
Microsoft社から提供されているOS。OSSではなく、ライセンス料金がかかる。Winodwsは世界で最も使われているOSといわれています!
UNIX
詳細についてはこちらからお願いいたします。こちらの引用となりますが、UNIXとは商用権のあるOSとなっております。
「UNIX」の商標権は現在、「The Open Group」という団体が保有しており、同団体から共通仕様「Single UNIX Specification」を満たしていると認証されたOSだけが「UNIX」と正式に名乗ることができる仕組みです。現在の商用UNIXは、ほとんどAT&T社のSystemVが元になっています。
プロエンジニア様出典
Linux
概要についてはUNIXのリンク先から見ていただくとわかりやすいと思いますが、こちらはOSSとなっており、世界中の有志によって日々改変されていることが多いOSです。また、ライセンス自体が有料のOSもありますが無料のOSもあります。
macOS
Appleが開発したOSであり、ベースのOSはUNIXとなっています。そのため、UNIX・Linux系のコマンドが使用できるものもあります。Windowsの次にユーザーの多いOSといわれています!
【おわりに】
PCにOSが存在しないと、ソフトウェア・アプリケーションが使用できません!OSは人でいうところの人格にあたるものですね!
※脳みそはCPU、机がメモリ、本棚がディスクみたいな言い回しとして、、、
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